「管理職教育・育成のエキスパート」

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 テーマ39 管理職者として“自分流ではない本来の役割”、
      “仕事を進めるにあたっての正しい考え方”を理解し、実践し、
      “職場を常に変革していく”

■去年と同じことを行っていても
 担当部署を存続、発展させることはできない

進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの言葉に、
「最も強い者でも、最も賢い者でもなく、
 唯一生き残るのは、変化できる者である」との言葉があります。

管理職者もダーウィンの言葉にあるように、
「部下を育成して、成長・変化させる」、
「業務の改善・改革を行う」、
「新しい業務領域にチャレンジする」など、
担当部署を常に変革させていかなければなりません。

去年と同じことを行っていても、
担当部署を存続、発展させることはできません。

自分の担当部署を常に変革させ、発展させていくのは、
そこの部署の長である自分しかいません。

まず、管理職者としての本来の役割、
仕事を進めるにあたっての正しい考え方を自覚、再認識し、
きちんと身につけ、仕事にあたっていくことが必要です。

■「部下の給与を払う」、「部下の仕事をつくる」
 という管理職者の本来の役割を再認識する

「管理職者の役割」というと、人によって、いろいろと掲げられると思いますが、
管理職者は、担当部署の一国一城の主といえます。

一国一城の主の責任、使命というものを考えますと実務的には、
管理職者としての本来の役割は、下記の2点となります。

1.担当部署内の部下の給料を払うこと

6ヶ月後、1年後、2年後、3年後に担当部署内の
部下の給料を間違いなく支払うことができる。
また、自分の部署が発展し、人員が増え、部下の給料も上げることができる。

このための売上や利益を確保していくことが管理職者の役割となります。

2.担当部署内の部下に、やりがいのある仕事を与えること

部下は、会社から給料をもらい生計をたてるために働きますが、
仕事を通しての成長や生きがい、やりがいを感じない仕事が続くと
モチベーションを低下させ、いずれは退職していくことになります。
食べるためには、何の仕事でもよいというふうには、人はなりません。

管理職者の役割である上記の2点を実現していくためには、
先に述べたように、より優れたものへ
常に職場を変革していかなければなりません。

次に、管理職者の役割を遂行するための仕事を進めるにあたって、
実務的に必要とされる考え方を下記に示します。

■考えて、考えて、考え抜いて、自ら作戦計画を策定し、勝つこと

管理職者は、自分の仕事は、自分でつくるしかありません。

考えて、考えて、考え抜いて、自ら目標を設定し、
結果をつくっていくことがもとめられます。

目標を設定するためには、お客様をはじめとして、
自分をとりまく業界状況などをよく知ることが必要となります。

また、部下育成の方法を考えるためには、
部下のことをよく知ることが必要となります。

作戦計画をたてるのに必要なことを知った上で、
必ず勝てるという確信が持てるまで、

実務的には、決めた期日までに必ず売上、利益を確保することができる、
部下の言動を変えることができると確信できるまで、計画を考えることが必要です。

必ず勝てるという確信ができるまで、
考えて、考えて、考え抜くことが、管理職者の一番重要な仕事となります。

■PDCAを回す中で、部下を育成する

管理職者の日々の具体的な仕事は、
PDCAを回すこと、その中で部下を育成することとなります。

◎管理職者のPDCA

「PLAN」 考えて、考えて、考え抜いて、自ら目標を設定する。
「DO」 部下の仕事の進捗状況の把握。部下のモチベーションの維持・向上。
     部下の職務能力向上のための指導。部署全体の仕事のコントロール業務。
「CHECK」 部下の行った仕事のチェック。獲得すべき仕事の成果の獲得。
「ACTION」 仕事の改善の実施。

研修に参加される管理職者の多くの方が、
「PLAN」と「CHECK」 だけを行って、
管理職者としての「DO」を全く行っていない、
行わなければならないことに気づいていない状況です。

部下の方から見ると、上司に仕事を与えられ、仕事が終わるとチェックをされ、
文句をいわれるだけという状況になっている場合が多く、
モチベーションが上がるはずがありません。

管理職者にとって「人と仕事のマネジメント」とは、
「目標を達成するために、部下の意欲を仕事に結びつける仕事」となり、

「DO」がその仕事となります。

PDCAの本来の機能を理解し、実践することが、職場を変えていくためには必要です。

■仕事を進める中で課題へ直面した時の考え方

仕事を進める中で管理職の方は、いろいろな課題に直面します。
特に、上記に掲げたように、
管理職者として、本来行うべきことを行い、
職場を変革していこうとすると、当然、多くの課題に直面します。

課題に直面した時が、管理職者として、その真価を発揮するチャンスでもあります。
また、課題に直面する中で、管理職者として、大きく成長することができます。

課題に直面したときは、下記のような視点で考えることが、
正しい判断をする上で重要です。

1.分析して考える視点と大局的に考える視点の2つの視点から考える

ものごとを分析して考えるということは、
普段よく行っていることで、だれもが得意なところであります。

管理職者は、仕事上の課題に直面した時に、
大局的に考えるという視点も持たなければなりません。

大局的な視点を考えるにあたって、
「田坂広志氏の著書、なぜマネジメントが壁に突き当たるのか(東洋経済新聞社)」
を引用、参照させて頂きます。

この本の中で、田坂氏は、複雑系というものを取り上げ、
それにについて次のように解説しています。

「例えば、一つの水分子は、水素原子と酸素原子が結びついたものであるが、
水分子は、水素原子とも酸素原子とも違う性質を持っている。
水素原子と酸素原子が結びつたことにより水分子という新しい性質が生まれる。
さらに水分子が数百万集まると温度によって
水蒸気や氷、水など全く別な性質のものが生まれる。」

複雑性の特性は、
物質ばかりでなく「生命、人間、社会、企業」などが持つ、
すべての基本的な特性である。

上記のようなことから会社は、
「一人ひとりの社員」、「部署」、「部署が集まった会社全体」
とそれぞれに特有な性質をもっていることが分かります。

管理職者は、「一人ひとりの社員」、「部署」、「会社全体」は、
それぞれ独自の行動基準や価値観などを持っているということを
理屈として、理解しなければなりません。

仕事上発生する種々の問題に対応するためには、
「一人ひとりの社員」、「部署」、「会社全体」
それぞれが持つ独自の性質を踏まえた上での総合的な視点からの判断、
つまり大局的な視点で考える力を意識的に養うことが重要です。

2.自分自身の視点、自分以外の視点(部下、同僚、上司)の両面から考える

課題に直面し、なぜ、計画通りに進まないのかを検討する際には、

管理職者としての自分の考え方や意識の持ち方が悪いのか、
管理職者としての業務スキル不足なのかなど自分自身の視点と、

部下、同僚、上司など自分自身以外の視点の両面の視点から検討することが必要です。

自分自身の視点と自分自身以外の視点の両面から検討することにより、
とどのつまりは、自分自身の問題という側面が多いことが認識できます。

3.会社全体の枠組みの中で、自部署の対応を考える

管理職者は、担当部署における一国一城の主ではありますが、
会社全体の中では、組織構成員の一人でもあるという、
両面を持った難しい立場であります。

管理職者には、この両面の立場で、
直面する様々な課題に適切に対応していく力が求められます。

自部署の都合だけではなく、常に会社全体のメリットを踏まえた上で、
適確な判断を行い、目標達成上起きる様々な課題に確実に対応していくことが必要です。

4.自分が最後の砦と考える

仕事において、品質、原価、納期の面で、意味のない単なるこだわりではなく、
正しい妥協できない自分の基準を持つことが必要です。

お客様の期待水準以上の仕事をするためには、
受注をした時点から確固たる信念を持って
部下へ仕事の指示を出さなければなりません。

そして、お客様へ納品する前の自分の最後のチェックが、
お客様の信頼を裏切らないための最後の砦となります。

管理職者として担当している部署は、
自分の頭脳そのものであることを認識することが必要です。

5.よい仕事の実践と日々の学習の積み重ねにより自己成長を図る

管理職者は、
「考えて、考えて、考え抜いて、自ら作戦計画を策定し、勝つ」、
「日々直面する様々な課題に適切に対応しながら結果をつくる」など、
自ら問題をつくり、自ら答えをつくりだしていかなければなりません。

「自ら問題をつくり、自ら答えをつくりだす」ということは、
「無から有をつくる」ということでもあります。

「自ら問題をつくり、自ら答えをつくる」、「無から有をつくる」
これらのことを実践し、今以上の優れた仕事を行っていくためには、

日常の仕事における実践の中での学習と
仕事以外の場における学習の積み重ねを習慣化し、
管理職者としての自分の力を高めていくことが必要となります。

よい仕事の実践と日々の学習の積み重ねが
正しい判断や無から有をつくります。

また、管理職者として必要な、大局観、洞察力なども
体得することができるようになります。